咳がなかなか止まらない


・薬をのんでいるが、何日も咳が止まらない
・少し話すと咳がでて、会話にならない
・咳のために眠れず、つらい


一般的に風邪や気管支炎などで咳が始まることがよくありますが、その場合はほとんどがウイルス感染によるもので、特に治療を行わなくとも自然に治癒することがほとんどです。
しかし、3週間以上続く様な咳は「遷延性または慢性咳嗽」と呼ばれ色々な原因が考えられます。

 

 

咳の分類


せき(咳嗽:がいそう)は、その持続期間により3種類に分類されます。
・3週間まで     急性咳嗽
・3~8週間まで   遷延性咳嗽
・8週間以後     慢性咳嗽

咳の種類

 

経過により咳の原因と思われるものが変わってきます。



咳喘息

3週間以上続く咳になると50%程度の方に「咳喘息」の可能性が含まれてきます。

しかし、この検査をすればはっきりと咳喘息だと診断する方法はありません。
 そのため咳喘息を診断するためには、「診断的治療」と言って、咳喘息に有効とされる薬をまず使用してみて、それで咳が改善すれば、初めて咳喘息と診断できます。

一般的には咳喘息の場合、吸入β2刺激薬が咳に有効であるため、まずはこの薬を数日使用することになります。 

咳喘息と診断がついた場合は、基本的には喘息と同じ治療になります。
 第一選択薬は吸入ステロイド薬を毎日使用することになります。
(症状が改善しない場合は容量を増加したり、種類を変更したりしながら改善を目指していきます)

 

 咳喘息の経過中に成人では30~40%に喘鳴が出現し、本物の喘息に移行してしまいます。
 咳喘息の方は、咳が治ったからと言ってすぐに薬をやめてしまうと、また再燃することがあります。そのため、数か月は薬を続け、相談しながら薬の中止を考慮することになります。