クリニックのご紹介

POCTとは ~どこでも検査室~

POCT検査イメージ

POCT(Point of Care Testing)という言葉をご存知ですか?
臨床現場即時検査と訳されます。
少し硬い言葉ですが、要するに「患者さまのそばですぐに行う検査」と解釈されます。

医療現場では治療の方針を決定するうえで、問診や身体所見も重要ですが、検査データもそれと同じぐらい重要となります。
大掛かりな機器により時間をかけて行う精密検査はもちろん重要ですが、クリニックなど町の医院に求められているものは、どちらかというと、もっと小回りの利く簡便性と即時性だと思われます。当院では積極的にPOCT機器を導入し、“どこでも検査室"、そして"患者さま中心の検査"を目指したいと考えています。

院内採血

糖尿病の薬を飲んでいるのに、コレステロールの薬を飲んでいるのに、"採血結果は次の診察の時に説明しますね。”
と言われたことはありませんか。
せっかく一生懸命食事や運動に気を付けてきたのだから、今月は飲み会が多かったから"きっと今回はこんなんだろう"と良くも悪くも結果は気になるものだと思います。
その結果を見て、”あ-、今回はがんばったな"とか、”まあ、今回はさぼったからな"とか一喜一憂するのだと思います。
そして、”また、がんばろう! ”という気持ちになれるのだと思います。
1か月先の診療日に、1か月前のデータを見せられても、いまいち実感がわかないと思います。

だから、当院では定期通院の患者様には、院内迅速検査により、その日に結果を説明いたします。
気になる検査結果を、診察のその日に知ることができます。
   (※初診日や年に1,2度の多項目検査および項目の内容によってはその日に結果を説明できないことがあります。)

決して、がんばるためには毎月採血をしましょう、と言っているわけではありません。
僕は、採血は毎月する必要はないと思います。良くも悪くも安定している方なら、2~3か月に1回で十分だと思います。ここ数か月の傾向が分かればそれで充分方針が立てられると思うからです。
それにお金だってもったいないですからね。

そして結果を見てもらって、また頑張っていただければいいなと思います。

当院でその日に知る事の出来る検査

糖尿病 血糖、HbA1c、尿糖
コレステロール 悪玉コレステロール(LDL)、善玉コレステロール(HDL)、中性脂肪(TG)、総コレステロール(T-Chol)
高尿酸血症
痛風
尿酸値
ワーファリン
コントロール
PT-INR
肝機能 アルコール性肝障害、脂肪肝(ガンマ-GTP、AST(GOT)、ALT(GPT)など)
腎機能 BUN、クレアチニン、尿たんぱく
感染症
炎症反応
白血球(WBC)、CRP
貧血 赤血球(RBC)、ヘモグロビン(Hb)

(※初診や患者さまの身体状況・採血内容により後日結果説明になることがあります。当日説明を必ずお約束するものではありません。)

 

医療設備

  • 院内採血(血糖・ヘモグロビンA1c・悪玉コレステロール(LDL) ・尿酸値など)
  • 超音波エコー検査
  • 胸部、腹部レントゲン
  • 心電図
  • 24時間ホルター心電図
  • 血圧脈波検査装置(ABI:血管年齢)
  • スパイロメーター(呼吸機能検査:肺年齢)
  • 睡眠ポリグラフィー(睡眠時無呼吸検査)
  • 一酸化炭素ガス分析装置(禁煙外来)
  • 骨密度測定

 

外観・院内設備